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幕間、1か月。いただいたご意見と、これからの運用のこと

数十件の声と、客席のスマホの現実。それでも「面白い」と言っていただけたから——「会場」と「配信」の2つの入口に変えます

2026年8月31日(月)

8月2日に「幕間(まくあい)」を公開してから、1か月あまりが経ちました。この間に、数十件のご意見をいただきました。使い勝手のこと、客席のスマホについての厳しいご指摘、なくしてほしいという声、そしてご提案。まず、そのすべてに感謝します。ここでは、いただいた声から吹パが受け止めたことと、それを踏まえてこれからの幕間をどう運用していくかを、全部書きます。

そもそも「幕間(まくあい)」とは?

コンクール当日に使える吹パの機能です。演奏と演奏のあいだ(=幕間)に、いま聴いた団体へのひとこと感想と、金・銀・銅の予想を投げられます。感想はアバター付きのふきだしになって流れ、そのまま消えます。予想はみんなの票がその場でグラフになります。返信やメッセージのような直接のやりとりはありません。ログインすれば、どなたでも無料で使えます。

ご意見は、お問い合わせフォーム、SNS、そして会場で直接、さまざまな形で届きました。公開から1か月あまりで数十件。ひとつの機能に、これほど多くの言葉をいただいたのは初めてです。内容はさまざまでしたが、いちばん多く、いちばん重かったのは、客席のスマホについてのご指摘でした。

客席のスマホは、本当に悪い

正直に書きます。コンクールの演奏中、客席のスマホのマナーは本当に悪い。これは吹パの中の人が、この夏も客席で何度も見てきた光景です。演奏の最中に明るい画面が光る。通知が鳴る。写真を撮ろうとする。そのたびに、舞台の上の演奏者と、周りで聴いている人の集中が削られます。

そして主催者の皆さんは、そのスマホの扱いに本当に苦労されています。開演前のアナウンス、電源を切ってほしいというお願い、客席の巡回、それでも鳴ってしまったときの対応。連盟の役員の方、当日の係の先生方、会場のスタッフの方々が、演奏のために毎年これを続けてこられました。幕間は「客席でスマホを開く」ことを前提にした機能です。その客席にスマホを増やす方向の機能ではないか——というご指摘は、正しいと受け止めています。

それでも、幕間そのものは

いっぽうで、これも正直に書かせてください。ご意見をくださった方の全員が、幕間という機能そのものについては「面白い」と言ってくださいました。なくしてほしい、というご意見の方も含めて、です。「客席の体感を分かち合う」という考え方自体を否定する声は、ひとつもありませんでした。

だから吹パは、幕間を「なくす」のではなく、「客席のスマホを増やさない形で続ける」ことを選びました。8月12日の記事で書いたお約束の強化(主催者指示の最優先、暗い画面、「演奏がはじまった」幕)は、その最初の一歩でした。今回はもう一歩進めます。

これからの運用——「会場」と「配信」、2つの入口に分けます

幕間の入口で、最初に「いま、どちらで聴いていますか?」とお聞きします。「🏟 会場にいる」と「📺 ライブ配信で見ている」の二択です。守っていただくお約束も、必要な準備も、この2つでまったく違うからです。

  • 🏟 会場にいる方——幕間は「会場モード」からだけ使えます。電波のあるうちに(できれば開催前日までに)大会ページで「会場モードで保存」を済ませておくことが、参加の起点です。ふつうのオンライン画面からは参加できません。お約束は6項目:主催者・会場の指示に必ず従う/マナーモード/画面の明るさを下げる/演奏中は操作しない/周囲に配慮する/いま会場で生の演奏を聴いている。画面は暗い配色のまま、「演奏がはじまった」幕もそのままです。ロビーや駐車場など、演奏を聴いていない場所からは参加できません。
  • 📺 ライブ配信で見ている方——自宅などから配信で観ている方は、そのままオンラインで参加できます。お約束は4項目:いま会場の客席にはいない/会場の客席ではこの画面を開かない(客席でのスマホは会場・主催者のルールに従う)/配信の映像・音声を撮影・録音してSNSなどに公開しない/演奏した人が読んでも傷つかない言葉で書く。配信から投げた感想のふきだしには「📺配信」の印がつきます。

金・銀・銅の予想は、会場と配信をあわせてひとつのグラフに表示します。参加人数は「会場◯人・配信◯人」と分けて示します。票はデータとしては会場・配信を分けて記録しているので、内訳の表示はいずれ追加できるようにしてあります。

なぜ「会場モード」からだけにしたのか

吹パは位置情報(GPS)を使いません。だから「本当に会場にいるか」を機械で判定することはできませんし、するつもりもありません。そのかわりに、会場へ行く方には「事前に会場モードで大会を保存しておく」という手間をお願いします。その準備をしていること自体が、本当に会場へ行く人の証明になります。そしてもうひとつ。会場モードは圏外でも動くので、電波の届かない客席で画面を開いたまま通信を探し続ける、ということが起きません。客席でスマホを開くのは幕間だけ、演奏がはじまったらポケットへ——このお約束を、仕組みの側からも支えるための変更です。

いつから

次の大会——9月5日・6日の東関東・西関東・東北・北海道・東海の支部大会から、この形になります。会場で参加する予定の方は、前日までに大会ページの「会場モードで保存」を押しておいてください。当日、会場に着いてからでは電波が無くて保存できない、ということが起こります。配信で観る方は、当日そのまま入口からどうぞ。

変わらないこと

  • 主催者・会場の指示が、いつでも幕間より優先です。「電源をお切りください」と案内された会場では、そのあいだ幕間は使えません。
  • 機内モードや電源オフを一律にお願いすることはしません。緊急地震速報などの緊急速報を止める設定だからです(くわしくは8月12日の記事を)。
  • 感想のふきだしは保存されません。返信やメッセージなど、参加者同士の直接のやりとりもありません。
  • ログインすれば誰でも無料で使えます。会員ランクは問いません。

最後に

この1か月で分かったのは、コンクールの客席には、演奏を守ろうとする人がたくさんいる、ということでした。厳しいご意見をくださった方ほど、演奏のことを大切に思っておられました。吹パはその側に立ちたいと思っています。幕間は、客席の作法を守る人たちが、演奏のあとの数分間だけ気持ちを分かち合うための場所です。そうであり続けるように、運用を変えていきます。

数十件の声、ひとつひとつに助けられました。ありがとうございます。これからも、お気づきの点はお問い合わせからお寄せください。次の会場で、あるいは配信の向こうで、あなたのふきだしが流れてくるのを待っています。

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